こんにちは。ヨウヘイ(プロフィール)です。
今回は、日本のテレビでも大人気のサメちゃんがリトアニアのカウナスで絵の展示会をするということだったので見学しに行ってきました。
目次
サメちゃんって誰?
「サメちゃん」とはかつて放送された日本のテレビ番組で、リトアニア人にも関わらず流暢な日本語を話し、さらには愛くるしい笑顔でテレビ内で関わった人をはじめ、視聴者の人からも絶大な好印象を得た日本大好きなリトアニア少女(当時高校1年生)です。
放送内容については、過去動画を見てもらうのが一番だと思いますが、リトアニアで育った彼女は日本の丼文化に興味を持ち、幼少期から独学でその歴史などを調べていたそうです。
現在はリトアニアでどんなことをしている?
テレビ出演後はリトアニアへ戻り普通に学生生活を続けていたそうですが、番組放送内でも時折映っていましたが、彼女はイラスト絵を描くのがとても上手です。可愛らしいスタイルの絵と細部にまでこだわった丼絵が特に特徴的でした。
日本でお世話になった際にその方々の似顔絵を描いたり、丼の絵を描いたりしてプレゼントするなど、自身の感謝の気持ちを伝える感動的シーンとして記憶にある方も多いんではないでしょうか?
今回はそんな彼女が、自身で製作した銅版画の展示会をリトアニア(カウナス)で開くことになりました。展示会場はカウナス駅からバスで5分ほどのところにあるリネンショップ「ヨークスナマイ(Jaukūs namai)」です。
サメちゃんの作った銅版画
ご存じない方のために簡単に説明しておくと、銅版画とは銅板に刃物で彫刻のような作業をしたのち硝酸液等を使って絵を描く手法です。銅板を原版とする版画、というようなイメージで良いかと思います。
今回展示されていた彼女の作品は全部で8点。そしてそこに描かれていた作品は、リトアニアと日本を表現したものに分かれている感じでした。どの作品も彼女らしく細部にこだわりがみられ、番組で放送された可愛いタッチの面影は残しつつも繊細でどこか哀愁を感じるような作品となっていました。
描かれている作品は実写を模写したものではなく、彼女自身が想像した世界観をイラストしたものだそうです。また、その世界観はリトアニアの寒い冬の中で暮らす伝統的なリトアニア女性や、現代の日本の街中で少女が生活する一面を切り取った姿など、サメちゃんらしい独自の視点で表現されていました。
そもそも、彼女が銅版画を始めたのは高校での授業がきっかけだったそうですが、リトアニアと日本の両国を知る彼女がそれぞれの日常を表現するのに適した描写手法のようにも感じられました。
いつまで見ることができる?
今回の彼女の作品は、2019年5月末までお店に展示されているようです。レジの真後ろに飾ってあり、お店に入ってすぐ目に入る場所にあります。ショップオーナーも日本がとても好きな方なので、作品について尋ねてみれば快く案内してくれることだと思います。
カウナスは杉原千畝記念館などがある場所で、観光スポットとしても日本ではかなり馴染みのある場所となっています。ビリニュスからは電車で1時間30分ほどの場所になるので、訪れる機会があればぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、かつて日本のテレビ番組で放送されたリトアニア少女サメちゃんの銅版画展示会の紹介でしたが、また次回は彼女が感じる日本文化や自国との異なる点などについても色々と話を聞いてみたいと思っています。
以下に現在サメちゃんが現在運用しているリネンショップのInstagramアカウントを貼っておくので、そちらについても興味のある方はぜひ一度チェックしてみてください。