こんにちは。ヨウヘイ(プロフィール)です。
リトアニアといえば、海に面している国でありながら首都のビリニュスから海までは約350kmほど離れています。そのため現地の人は、湖や川のほうがレジャー遊びとしてはメジャーなものになっています。

僕もリトアニアへ行くまではそんなイメージでしたが、実際は少し違いました。
そこで今回は唯一の海港都市「クライペダ」へ行った時のことをお話しようと思います。観光本などにはあまり載っていませんが、リトアニア観光のご参考になればと思います。
目次
クライペダってどんな街?
日本人は多くの人が魚が好きなので、港と聞けばやっぱり美味しい魚が食べたいと思う人も多いんじゃないでしょうか?しかし残念ながら、リトアニアでは海港都市ですら美味しい魚はほとんどありません。
理由としては、バルト海は塩分濃度が通常の海と比べるとかなり低いらしく、魚の餌となるプランクトンもあまり繁殖しないようです。塩分濃度が低い理由としては、バルト海に流れ込む川の水が多いことや、寒い気候のため水分蒸発量が少ないことが原因と言われています。
詳しいことは分かりませんが、実際日本で食べられるような魚はほとんど生息していないのです。
クライペダに行ってみて最初に感じたことは、そこは漁港ではなくリゾート地のようなイメージだということでした。暖かくなってきた時に、各自のクルーザーで船上パーティをするようなイメージです。

もちろん、多少の魚介類は売っていますが、味にはそれほど期待しないほうが良いと思います(笑)
食べられたとしても鮮魚というよりは、燻製したものや焼き魚ばかりです。

クライペダの観光スポットは?
海港都市と聞いて魚をイメージしてしまうと、その期待には応えられませんが実はクライペダはリゾート地としては最高に気持ち良い場所なのです。
地図で確認してもらうと分かるように、クライペダの地形はとても細長い形をしていて海岸線に沿った場所に家が並んでいるので景色が絶景なんです。またクライペダからフェリーで対岸の島「ニダ」へ行けば、クライペダよりもさらにローカルな雰囲気を味わうことができます。
またニダには「クルシュー砂州」という全長98kmの世界遺産もあります。


もちろん街をのんびり観光するだけでもとても気持ち良いとは思いますが、もう少し観光する目的がほしいという方にはぜひ7月に来ることをオススメします!
理由は毎年クライペダでは「海のお祭り(Jūros šventė)」というものが行われていて、その時には街中に出店が並んでコンサートや仮装パレード、出し物やスポーツ大会など盛大なお祭りが行われているのです。こちらは1934年から続く伝統的なお祭りで、毎年7月末に3日間行われています。
例年この時期には、各国から観光客が訪れているようなので、こちらに参加したい場合は宿の確保を早めにしておくことをオススメします。

宿泊はクライペダでも良いと思いますが、時点的に余裕があるかたはニダまで渡って宿泊したほうがより幻想的な雰囲気を味わえるかもしれません。
クライペダまではどうやって行くの?
ビリニュスからはバスでも電車でもどちらでもいけます。
バス、電車ともに4時間前後くらいで到着しますが、出発時間によっては少し時間のかかる場合があるので事前に調べておくと良いと思います。料金も時間帯によって多少異なりますが、大体20€〜25€(2,600円〜3,300円)です。個人的にはバスの方が楽なように感じましたが、行く人数に合わせて選択すると良いと思います。
※チケットを検索する際には出発地に「vilnius」、到着地に「Klaipėda」と入力してください。
まとめ
今回は、ビリニュスから少し遠いクライペダの紹介でした。リトアニア観光に来る方はバルト三国ツアーなどの方も多く、滞在日数が2〜3日の方が多いと思いかもしれませんが、数日間リトアニアに滞在する方など時間的に余裕のある方はぜひクライペダまで足を伸ばしてみてください。
通常のリトアニアで感じられる雰囲気とは一味違ったリゾート的な気分に浸れること間違いなしです^ ^
