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リトアニアでもお花見ができる!杉原千畝桜公園の桜が満開でキレイ!

春になると日本でも多くの人が参加している「お花見」。海外に住んでいると、なかなかお花見をする機会もなく、つい桜が懐かしく感じることがあると思います。

そこで今回は、リトアニアでも桜が咲いてゆっくりとお花見のできる場所の紹介です。

ヨウヘイ
ヨウヘイ
へ〜リトアニアでもお花見とかあるんだね!

目次

杉原桜公園

場所はこちら。リトアニアの首都ビリニュスにある「杉原桜公園(Č. Sugiharos sakurų parkas)」です。

旧市街地から徒歩圏内ですが、バスも出ているのでリトアニアのバスアプリを使うことをお勧めします。

なんでリトアニアに桜があるの?

ヨウヘイ
ヨウヘイ
ていうか、海外にも桜ってあるんだね〜

実はこちらの公園、名前の通り杉原千畝さんの母校である早稲田大学によって杉原氏の生誕100周年を記念して植樹されたものなのです。

杉原千畝さんといえば、日本の方で知っていらっしゃる方も多いと思いますが、リトアニア駐在大使館勤務の際に六千人のユダヤ人の命を救ったといわれている方です。

こちらは映画にもなっていて、リトアニアでもかなり有名な方です。

杉原千畝さんについて描かれた映画「命のビザ」

公園の入り口には杉原千畝さんの功績と植樹の記録が書いてあります
記念碑に記載されている内容

『故杉原千畝氏は1900年に日本に生まれ、早稲田大学在学中に日本国外務省の留学試験に合格しハルピン学院に学び、その後外交官となった。1940年リトアニア共和国領事代理の時代に、身近に迫る戦争の危機の中にありながら、必死の覚悟と信念を以って、亡命ユダヤ人約6千名に対して、1ヶ月にわたって査証を発給しつづけ、彼らの生命を救った。
これは戦争時における輝かしい人道的行為として歴史に記憶され、永遠に語り継がれるべきものである。ここに早稲田大学は、級友として世界に誇るべき氏の功績を称えて記念碑を建立するとともに、リトアニア共和国との学術交流による友好関係がさらに深まり花咲くことを祈念して桜の木を植樹するものである。
2001年10月2日 早稲田大学』

リトアニアではいつくらい桜が咲く?

リトアニアの桜も日本と同じで、寒い時期が終わって暖かくなってくると咲き出します。年によって異なりますが、例年4月の中旬くらいが満開になるそうです

日本に比べて少し遅い時期ですが、大体緯度的には北海道と同じなので、ニュースなどで流れる桜前線を参考にしていただければ大丈夫だと思います。

近年、リトアニアも温暖化の傾向があるようでだんだんと開花時期も早まっているようです。ただし、リトアニアではあまり雨が降らないので満開になってしまった桜が一瞬で散り落ちてしまうなんていう心配はあまりしなくても良いかもしれませんね。

開花から1週間くらいはギリギリ花びらが残っている感じです

リトアニアの花見はどんな感じ?

ヨウヘイ
ヨウヘイ
リトアニアの人も日本と同じような感じでお花見してるの?

実はリトアニアのお花見は日本のそれとは少し異なる感じです。

日本でお花見というと、美味しいご飯と一緒にお酒を飲んでみんなでワイワイと語り合う感じだと思います。しかし、実はリトアニアでは野外での飲酒はここ数年で禁止となりました。

実際には、こっそりと飲んでいる人もチラホラ見かけますが、お店をのぞいて野外でのアルコールは禁止されているので酔っ払った人が集まっているような風景は見られません。

つまり基本的には、キレイな桜を見て楽しんだり、マットの上で寝転んだりしてリラックスするような人が多いです。リトアニアの冬は長くて寒いので、ようやくやってきた春を待ちわびたように日光浴をする人もいます。

もしもリトアニアでお花見をしようとする方は、日本のようなお花見をして大量のお酒で酔っ払ってしまわないようにご注意くださいね!

ヨウヘイ
ヨウヘイ
お酒飲まずにお花見なんてなんかさみしいな〜
気持ちよさそうに桜の下で寝そべるリトアニア人カップル

まとめ

いかがでしたか?

日本のように時期になるとそこら中で見られるわけではありませんが、リトアニアの中にも桜を見られる場所があるということは現地に住んでいる人にとっても故郷を思い出し、懐かしむことのできるものだと思います。

今回紹介した場所以外にも、公園の中に桜が見られる場所はいくつかあるので、4月にリトアニアへ来られる方は意識して見てみると意外な場所で出会えるかもしれませんね。

ヨウヘイ
ヨウヘイ
1本だけというよりは複数本植えてあるから大きめの公園とかによくあるよ!