こんにちは。ヨウヘイ(プロフィール)です。
リトアニアの物価が日本に比べるとかなり安いということは、これまでこのブログの中で何度かお話してきました。
そこで今回はジャンル別に比較して、何がどれくらい安いのかということを具体的に調べてみました。すると全体的に物価が安いといっても、買うものによっては逆に割高のものもあったすることが分かりました。
今回の記事が、リトアニアへ来た際にどんなものを買うと、日本で買うよりお得なのか知っていただくきっかけになればと思います。
リトアニアの平均給与と総合物価(対日本比較)
まず最初にリトアニアと日本の全体的な物価の違いについてです。2019年現在、全ジャンルを合わせた数字としてリトアニアの物価は日本よりも約54%安いというデータが公表されています。
つまり単純計算すると、日本で買っているものはリトアニアであれば大体半額くらいということになります。平均給与がリトアニアで970€、日本だとユーロ換算で2,570€ということを考えれば、思ったよりも安くないように感じてしまうかもしれません。ここからは、ジャンル別に実際にどんなものが安くてどんなものが割高なのかをお話ししていきます。
ジャンル別の物価の比較
ジャンル |
対日本比の物価 |
食品関係 | -52% |
住宅関係 | -66% |
衣服 | +48% |
交通 | -60% |
医療サービス | -25% |
娯楽 | -40% |
こちらの表を見ていただけば分かるとおり、リトアニアでは衣類系はその他の物価に比べると割高になっています。この理由としては、リトアニアでは日本のように服屋の種類が多くなく、古着屋やファストファッション(H&Mなど)等の服屋か、ハイブランドの服屋の両極端に分かれているからだと推測されます。
通常現地の方の普段着は街の古着屋かショッピングモールに入っているお店等で購入する人が多いと思います。ですがそういった服屋でも日本の半額というほどの値段で購入することはできず、全体の物価水準に比べると衣類系は少し割高のものだということになります。
基本的にリトアニアは冬が長いため、コートやダウンなどの洋服は1枚ほど持ってきても良いと思います。ただし、夏場に使うTシャツなどは現地で買っても2,000〜3,000円くらいですし、枚数が必要になる程夏は長くないので過度な衣類を持って来る必要はないかもしれません。
食品の物価について
先ほどの表を見ると、食品についてはおおよそ全体の物価比率と同程度となっています。
もちろん、現地でよく手に入るものや、あまり手に入らないものによって値段が大きく異なってきます。今回は主要な食品について表にまとめてみました。
食品物価比較(個別一覧)
食品の種類 |
平均価格 |
対日本比の物価 |
ランチメニュー(ドリンク込み) | 770円 | -34% |
ビックマック指数 | 586円 | -27% |
鳥ロースト(500g) | 329円 | -45% |
牛乳1ℓ | 134円 | -34% |
卵12個 | 231円 | -24% |
トマト1kg | 215円 | -77% |
チーズ1kg | 530円 | -41% |
りんご1kg | 122円 | -81% |
じゃがいも1kg | 42円 | -90% |
ビール500ml | 134円 | -50% |
ワイン1本 | 996円 | -57% |
コーラ2ℓ | 189円 | -20% |
パン1日2人分 | 94円 | -52% |
この表を見ると、「トマト、りんご、じゃがいも」が圧倒的に安いことが分かります。じゃがいもに至っては日本の1割程度の金額で購入できます。もうほとんどタダみたいな金額ですね。
リトアニアの人はじゃがいもを主食としていて、伝統的な料理にもよく用いられています。じゃがいも料理をたくさん覚えてから来れば、食費等について心配している方にとっては鬼に金棒状態でしょう。
住宅関連について
現地で生活しようとする際に、最も大きな金額となるのが住居費ではないでしょうか。こちらは全体の数字で見ると日本比-66%割安となっていますが、食品と同様にエリアや住居タイプによって大きく異なってくるので居住エリアや部屋タイプに分けてそれぞれの平均金額を調べてみました。
住居費比較(個別一覧)
居住エリア(ビリニュス)・部屋タイプ |
平均月価格 |
対日本比の物価 |
中心エリア |
99,603円 | -73% |
通常エリア 85㎡家具付き 宿泊施設 |
60,335円 | -74% |
85㎡アパート |
15,006円 | -44% |
中心エリア 45㎡家具付き 賃貸施設 |
64,828円 | -72% |
通常エリア 45㎡家具付き 賃貸施設 |
45,648円 | -62% |
リトアニアの住居タイプは、日本と異なりかなり広めの家が多く、入居時から家財一式が揃っていることが一般的です。ソファー、ベット、テーブルはもちろん食器やグラスなども揃っていることが多いので、部屋を借りる際には家賃以外に必要な持ち出し分はほとんどありません。
ただし、ここに記載してある金額はあくまでも平均値なので一人暮らし・ワンルームタイプの家であれば3万円前後で借りることも可能なようです。
今回の住居エリアは、首都のビリニュスの金額を出しているので、その他のエリアになればもう少し金額が安くなってくると思われます。
その他の物価について
全ての物価が日本に比べると安くなっているようですが、実は割高のものもあります。それが以下のものです。
その他物価比較
項目 |
平均価格 |
対日本比の物価 |
ガソリン |
154円 | +5% |
トイレットペーパー | 175円 | +6% |
歯磨き粉 |
338円 | +58% |
iPadWi-Fi 16G | 64,081円 | +16% |
洗濯用洗剤 | 1,071円 | +40% |
タバコ (マールボロ) |
478円 | +3% |
まとめ
いかがでしたか?
今回は、リトアニアと日本の物価についてジャンルごとに調べてみました。基本的には、日本より安く買えるものが多いリトアニアですが、買う物によってはかなり差のあることが分かっていただけたと思います。日本より安いと思って何も考えずに買ってしまうと、意外と損しているなんてこともあるので現地で購入する場合には今回の内容を覚えておくと便利だと思います!