こんにちは。ヨウヘイ(プロフィール)です。
リトアニア最大の小売業社で小売業全体の売上40%のシェアを持つMaximaが、2019年4月にビリニュスのアクロポリスに「Maxima(マキシマ)XXXX」をオープンしました。
マキシマはリトアニアで最も有名なスーパーの一つで、国中に店舗を持っています。そして各店舗の規模によって「X」マークが異なります。小さめの店舗であれば「X」が一つ。かなり大きい店舗であれば「XXX」とその数が増えていくようになっています。
2019年3月までは3つのXが最大だったのですが、この4月より4つの「X」を持つマキシマが誕生しました。
総合ショッピングセンター「アクロポリス」
アクロポリスはビリニュスの旧市街地から北に約5キロ行った辺りにある複合ショッピンセンターです。日本で言うところのイオンのようなイメージです。
アクロポリスの中には、カフェ・飲食店をはじめ家電量販店、服屋、映画館、スポーツショップなどが入っています。以前からこの中にマキシマ3Xが入っていたのですが、今回改装工事が入り4Xへグレードアップしたと言う感じです。
約1ヶ月ほどたって初めて行ってみたので現地での写真を含めて、4Xに変わってどんな感じになったのかお伝えしたいと思います。
「3X」から「4X」になって何が変わった?
実は改装オープンしたマキシマは、面積的には前回からあったマキシマと変わっていません。以前かなり広いマキシマだったので改装したことを知らない人は4Xになったことすら気付かない方も多いと思います。

売っている商品も多少変更していると思いますが、一番変更したのは「スキャン&ゴー」が導入されたことです。
皆さんは「スキャン&ゴー」と言う言葉をご存知でしょうか?アメリカのウォルマートなどで導入されていた商品のお会計を簡素化するシステムで買い物をする人は、各自自分でバーコードをスキャンしていく方法です。
「スキャン&ゴー」はセルフレジと違い、最後にまとめて商品をスキャンするのではなく、購入しようとする商品をカゴに入れる時にその都度自分で専用端末を使いスキャンしていく方法をとります。

バーコードをスキャンする端末については、ウォールマートとは異ってスマホではなくお店の専用端末を使います。またマキシマでの端末の貸し出しは、マキシマ専用の会員カード「Ačiūカード(アチューカード)」が必要になります。このカードは事前にマキシマのカウンターで購入(2€くらい)必要がありますが、カードがあると基本的に購入する商品がかなり割引されるので初回から作っておいたほうがお得です。おそらく一回の買い物でカード購入金額よりは割引がされると思います。
また、端末を借りる前にはカードの個人情報(住所、氏名、連絡先等)をウェブ上から入力しておく必要があります。入力は以下のサイトから行えます。

実際の買い物方法
端末を借りたら、後は購入しようとする商品をカゴに入れる前にバーコード読み取りしていくだけです。読み取りされると端末に商品名と購入金額が表示されます。

なお、商品の購入をやめる場合は、端末上の「REMOVE」を押してからもう一度商品バーコードをスキャンします。
また、野菜などのバラ売りをしている商品は、売り場の近くに重さを測る機械があるのでそこで商品の金額を計算します。


ただし、ここで一つ注意点があります。端末自体は英語表記が可能ですが、計測する機械はなぜかリトアニア語表記しかありませんでした。商品を選択する際は大体の写真で選択することができると思いますが、リトアニア語が読めない方は細かい部分が理解できない可能性が高いのでご注意を。
お会計の方法
全ての商品をスキャンしたら最後にお会計です。支払い方法はクレジットカードのみとなっていて現金での支払いはできません。現金払いを希望する方は、最初からスキャン&ゴーの使用せずに通常通りスタッフによるレジカウンターを利用しましょう。


レジ端末にスキャン端末を借りた時のAčiūカード(アチューカード)をかざすと、これまでスキャンした商品と金額が表示されます。内容を確認して問題なければクレジットカードで決済を行います。
後はそのままお店を出るだけになっていて、会計で長時間並ぶ必要もなくとても便利に買い物をすることができました。
今回は、事前にAčiūカードに個人情報を登録していなかったので登録作業に多少時間がかかってしまいましたが、次回以降はスムーズに買い物ができることだと思います。
Amazonなどでも無人店舗での決済方法などが進んでいて、今後日本でもこういった会計システムが流行ってくることだと思います。リトアニアへ来た際にはぜひ最先端の決済システムを利用してみるのも良い経験になると思います!
