伝統・文化

リトアニア国旗の歴史が面白い!侵略されていた時代と独立後のデザインの違い

こんにちは。ヨウヘイ(@yohei_mmt)です。

皆さんは、リトアニアの国旗がどんな色・形か知っていますか?
ハッキリとしたものが浮かばなくても、どんな色を使っているかくらいはイメージ出来るでしょうか?

ヨウヘイ
ヨウヘイ
そこそも行ったことのない国の国旗とか考えたこともないな〜

もし、その柄がイメージできなくても、国旗はその国のエリア等によって大まかな柄が決まったりすることが多いため、ヨーロッパに多くあるような色を使った旗なのではと思う方もいると思います。

しかし実はそれも参考にはなりません。リトアニア国旗を初めて見る人がいたらおそらくその人は、その国旗がヨーロッパの国旗とは思えないかもしれないかもしれません。

リトアニアの国旗

リトアニアの国旗は黄色、緑、赤の三色で構成されていて、その見た目はアフリカである国でよく使われている3色と同じです。

そして旗の柄としては上から順に黄、緑、赤の横柄になっています。

三色にはそれぞれ意味があり、黄は太陽を表し、緑は豊かな自然を、赤色は独立する際に流した血の色を表しています。

そして、このリトアニアの国旗は2004年から利用されているものだそうです。以前のデザインは、1989年から2004年まで使用されていたそうですが、現在との違いは色の縦横比率が異なる程度で、それほど大きな変わりは無いようです。

ヨウヘイ
ヨウヘイ
国旗ってそんなに簡単に変わるものなの?

日本ではあまり想像ができないかもしれませんが、リトアニアでは国土を侵略された歴史もあることから、時代背景によって国旗のデザインも変化してきました。

ここからは時代に背景と合わせて、リトアニア国旗の変化についてお話ししていきます。

リトアニア国旗の歴史

三色のリトアニア国旗という意味では、ロシアから独立した1918年から1940年の間にも同配色のデザインの国旗が使用されていました。ただし、その頃は現在よりも少し色の薄いものを使っていたようです。つまり、リトアニアが独立をして初めて作られた国旗が現在の国旗に近いデザインだということです。

ヨウヘイ
ヨウヘイ
それ以前と1940年以降はどんな国旗だったの?

リトアニアは11世紀頃に文献で国名が表記されて以降、ヨーロッパでも大きな影響力を持っていた時代があります。その象徴的な時代が16〜17世紀の「リトアニア・ポーランド共和国」時代です。

ポーランド・リトアニア共和国時代の国旗
ヨウヘイ
ヨウヘイ
今のポーランド国旗に少し似てるね

細かい歴史背景は省略しますが、この時代はヨーロッパ内でも勢力を伸ばしていた時期でした。しかし17世紀後半にロシア領の一部となってから、1990年の独立宣言までリトアニアの領土に対する支配権は目まぐるしく変化し、それに伴い国旗も度々変更されています。

1918年〜1940年のリトアニア国旗

こちらは先ほどお話しした通り、現在のリトアニア国旗の少し色が薄い版が使われていました。リトアニア共和国ができて最初の国旗ということになります。

見た目上では少し分かりにくいかもしれませんが、薄いというよりは少し明るいという感じです。

1940年〜1953年のリトアニア国旗

1940年からリトアニアはナチスドイツやソ連から支配されるようになります。

この時代、リトアニアの国旗にはソ連の名前の入ったものが使われていました。現在の国旗を考えると全く違うものに見えます。

「TRS」はソビエト社会主義共和国の意味
ヨウヘイ
ヨウヘイ
あれ?これってソ連の国旗と一緒じゃないの?
こちらがソ連の国旗

国を侵略されていたので、その国の国旗に近いものを使われていたというのが事実なのかもしれませんが、ほとんど一緒に見えますよね。小さく「リトアニア」と書かれていますが、、

1953年〜1988年のリトアニア国旗

この時代もまだソ連の支配が続いていましたが、ここで国旗の変更がされました。それがこちらです。

ソ連国旗に似ていますが下部には少し現在の名残も感じます

この時代の国旗には白と緑のラインが入っています。これは実は18世紀初期の小リトアニア国(現在のクライペダ地方)で使用されていた国旗が採用されたということです

フランス革命に影響を受けて作られたという三色国旗。クライペダは現在もリトアニア第3の都市

その時代、どのような声が上がっていたかは分かりませんが、少しでも国旗の中に自国のアイデンティティを主張したいという思いもあったのかもしれませんね。

割合も少なめの面積ですが、それまでのほぼソ連の国旗に比べるとだいぶ主張されているような印象を受けました。

現在のリトアニア国旗

1988年頃からソ連からの独立運動が始まり、1989年には侵略前に使われていた黄、緑、赤の三色国旗が国旗として認められました。リトアニアがソ連から独立宣言をしたのが1990年ですから、独立の機運が高まる中、先駆けて国旗が復活したということになります。

独立後の1991年には国旗法が制定され、1992年には憲法にも現在の国旗が正式なものであると記載されました。

2004年には縦横比率の変更がありましたが、独立後の国旗は基本この三色カラーが定番になっているという感じです。

へー。自分達の国旗を取り返したようなイメージだね

まとめ

いかがでしたか?

日本でも江戸時代などに藩ごとの印などがありましたが、鎖国時代の長かった日本では国旗に対する印象が他国とは少し違うのかもしれないなと感じました。

同時に、以前使っていた自国の国旗を取り返すことは、日本人が思っている以上に感慨深いものかもしれないなとも感じました。

リトアニアでは街中にも、至る所に国旗を掲げられています。こんな歴史背景を知っていると、またちょっと違う見方ができるかもしれませんね。