こんにちは。ヨウヘイ(プロフィール)です。
みなさんは「イースター祭」ってご存知ですか?僕はリトアニアに来るまで知りませんでした。ご存知の方も多いかもしれませんが、今回リトアニアで初めてのイースターを過ごしてみて感じた事などまとめてみたいと思います。
目次
「イースター」ってどんな意味?
イエス・キリストの復活を記念するキリスト教の祝日。復活祭。十字架の上で死んだキリストが3日後に復活し、弟子たちの前に現れたことを祝い、特別な礼拝が行われる。春分の日の後の最初の満月の次の日曜日に祝うため、年によって日付が変わる。欧米では、生命や復活の象徴とされる卵をゆでて色付けした「イースター・エッグ」を飾ったり、それを隠して探したりするほか、多産のうさぎをモチーフに飾りつけをしたりする。
日本ではキリスト教の方もそれほど多くなく、祭日にもなっていないので正直最初の感想はこんな感じでした(笑)
ただ、実際にリトアニアでイースターの日が近づいて来ると、単に祝日というだけではなくて街全体がその日に向けて準備することがあったりします。「その日はイースターだから〇〇しないと」や「イースターは〇〇する?」なんて会話も。日本でいうとクリスマスやバレンタインデー、最近でいうとハロウィンなんかのイベントに近い様な感じでした。
イースター自体の日は、東方教会と西方教会で多少異なる様ですが、どちらにとっても重要な日として位置づけられています。
イースター祭の意味
本来キリスト教ではイースターの40日前(日曜日を含めると46日)から肉食等の飲食を禁じられていました。理由としては諸説ある様ですが、キリスト教で特別な意味を持つ40(四旬)という数字に関連付けれている様です。
その期間中は、自身のこれまでの行動を振り返ったり、行いを改めるための期間として考えられています。そして、四旬節があけるイースター当日には肉や卵などを食べてキリストの復活を祝うという様な意味が込められてます。
卵や肉など日持ちがしないものを保存しておくために、イースター当日までは肉を燻製にしてハムを作ったり、ゆで卵にしたりして食料を用意する様な習慣が浸透した様です。国によってイースター当日に食べるものは異なる様ですが、一般的には肉製品と乳製品を使った保存食を食べる国が多いようです。
イースター祭とイースター島の関係
最初僕は「イースター祭」と聞いて、モアイで有名なチリのイースター島をお祝いするものかと思っていました
ただし、よく調べてみるとイースター祭が先でイースター島が発見された日がイースター当日(1722年)だったことが由来になっているそうです。正式にはラテン語でイースターを意味する島の名前らしいけど、日本では英語に変換してイースター島と呼んでいる様です。
リトアニアではイースターにどんなことしてるの?
イースター祭は単なる祝日ではなく、イベント的な日として扱われています。代表的なものとしては「イースターエッグペイント」があります。
どんなものかと言えば、単に卵に色をつけて好きな絵を描いたり柄付をするというものです。
特にどんな絵を描かなくてはいけないというものはない様ですが、現代では古来の意味を世襲するよいうよりは単に可愛い絵を描いている人が多い様です。
イースターエッグペイントの作り方
今回僕が作ったエッグペイントの紹介です。
作り方はいたって簡単で、スーパーなどで売っている着色料に酢を混ぜて、その後そこにゆで卵を入れます。30分くらいつけておくと物々しい色が着色されます。
色付けが終わったらあとは各自好きな絵を描くのも良いし、この時期になるとよく売っているシールなどを貼って飾り付けをします。
子供が集まるイベントなどでは、先に色付けした卵をたくさん用意しておいて、それぞれ好きな絵を描いてもらったりすると個性あるエッグペイントができるかもしれませんね。
イースター祭を過ごしてみた感想
今回、リトアニアでイースターを過ごしてみて感じたことは、キリストの復活を厳粛にお祝いするというよりはイベント的な意味合いが強くなってきているのかなと感じました。
もちろん敬虔なキリスト教の方は違うと思いますが、若い世代の人たちにとってはやはりイベント色が強いのかもしれません。日本でもキリスト教徒が少ない割にクリスマスが一大イベントになっている様に、街や国を挙げて盛り上がれる日が設定されているのはどこの国の人にとっても嬉しいんではないでしょうか。
僕も当日は、リトアニアで色々とお世話になっている友人の方に誘っていただき湖の辺りで釣りをしながらBBQをしたりしてのんびりとしたイースターを過ごしました。お肉やゆで卵、ケーキを食べたりしてイースター的な雰囲気も味わえましたが、実際にはまったりと休日を過ごせた印象です。
最近では日本でもディズニーランドなどでイースターイベントが行われている様ですが、ハロウィンの様に今後どんどん盛り上がっていくイベントになるかもしれませんね。