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リトアニアのビールを飲むなら絶対コレ!飲む前に知っておきたい国内のビール醸造所5つ

こんにちは。ヨウヘイ(プロフィール)です。

今回は、海外旅行などでリトアニアを訪れる方にとって、大変気になるであろうリトアニアのビールについてです。

実はリトアニアは世界的に見てもかなりのビール大国で、一人当たりのビール消費量はヨーロッパベスト5位に入ると言われています。また、ビールの醸造所もソ連支配前までには国内に200箇所以上、現在でもまだ70箇所以上が残っており、生産量も消費量も大変多い国となっています。

リトアニアで醸造したビールは古代バルトのお祭りでも使用されており、古くからこの地では重要なものとして扱われてきました。今回はそんなリトアニアととても関係が深いリトアニアのビール醸造所やそのビールについてまとめました。

リトアニアのビールは500mlの缶か1lのペットボトルで売っていることが多い

目次

リトアニアのビールの種類

まず最初にリトアニアはビールを生産する国として過去も現在も大変栄えていて、現在も各醸造所でこだわりの製法を用いてビールを作っています。季節のイベントの時などには、普段店頭では見ることのできないような種類のビールもあり、醸造所別に大量のビールが陳列している風景は初めて見た人をきっと驚かせることだと思います。

レストランでも美味しいビールが400円ほどで飲める

以下が、現在のリトアニアで最も有名なビールの生産地区(醸造所名)になっています。

  1. ウテナ (Utenos alus)

  2. パネヴェジース (Kalnapilis)

  3. クライペダ (Švyturys)

  4. カウナス (Volfas Engelman)

  5. ビリニュス (Tauras)

ウテナ – ウテナスビール (Utenos alus)

こちらはリトアニアの中でもかなり大きい醸造所として知られていて、1970年にビール生産に適した豊富な水と綺麗な環境を求めてウテナ地区に作られました。作っているビールは元々はチェコビールから学んだ技術を使って作られていて、過去10年間で4億リットルものビールを製造しています。

現在はヨーロッパでも有名なカールスバーググループの一部となったようですが、リトアニアだけではくスカンジナビアや北ヨーロッパ市場など多くの場所へビールを供給しているようです。

【ビール名】Utenos、Auksinis Special、Auksinis など

パネヴェジス – カルナピリス (Kalnapilis)

こちらは1902年にリトアニア第5の都市でドイツ起源のビールを作るために醸造所をオープンした会社。現在はデンマーク本社のロイヤルユニブリューに買収されたものの、バルト海地域やヨーロッパ諸国で高い存在感を示している。

ビール自体は1996年に発酵方法や貯蔵装置が変更され処理方法が大きく変更になったこともあり、新しいブランドを作って商品の細分化を行なってきました。

広告としてスポーツイベントなどで紹介されることが多いため、イメージ的にはスポーツ的なイベント時によく飲まれるような位置付けになっています

結構ライトな感じでさっぱりした味が特徴的

【ビール名】Kalnapilis

クライペダ – シュヴィトゥリス(Švyturys),

かつて300箇所あったとまで言われるリトアニア醸造所の中で、2番目に古いと言われているクライペダのシュヴィトゥリス

その歴史は古く、1784年にリトアニアの不凍港と呼ばれるクライペダ地方の商人船員によって設立されました。リトアニアの歴史同様ドイツ帝国の一部とされた時代もありましたが第二次世界大戦後はリトアニアの醸造所として復帰しています。

2001年にはウテナビールと合弁会社「シュヴィトゥリス・ウテナビール」を作り共同経営していますが、実際にはウテナビールの所有会社でもあるカールスバーググループの所有する「Baltic Beverages Holding(バルト飲料グループ)」のコントロールを受けています。

ビールの味は、伝統的なバルトビールのレシピを世襲し1960年に開発して以降も醸造所は拡大を続けてきました。製造方法もかつてのドイツの古い醸造技術を使っていると言われ、特にビールの味と香りに拘った製法で、現在は世界20カ国以上へ輸出していてます。

シュヴィトゥリスの一つの商品「シュヴィトゥリス・エクストラ」は国際的なビール大会で金賞を受賞するなど2012年頃から様々なコンテストでも知られるようになってきました。

街でよく見かける「エクストラ」。少し濃いめの味でビールの香りも良い感じ

【ビール名】Baltas、Baltijos、Ekstra など

カウナス – ヴォルファス・エンゲルマン (Volfas Engelman)

リトアニアのカウナスにあるアルコール飲料メーカーで、醸造所ができたのは19世紀と言われています。醸造所の名前は創業者二人の名前(ヴォルファス、エンゲルマン)が付けられていて、現在従業員数も230人を超えるリトアニアで2番目に大きな醸造所です。

こちらはフィンランドに本社を持つ醸造会社の「Olvi(オルヴィ)」が99.57%の株式を所有していて、グループ会社としてカウナスからバルト三国をはじめとする様々なエリアへビールを送り出しています。

【ビール名】VOLFAS ENGELMAN、1410、HORN、FORTAS など

ビリニュス – タウラス (Tauras)

1860年にビリニュスに設立された醸造所。2001年にはカルナピリスと同様にロイヤルユニブリューに買収され、カルナピリス・タウラスグループの一部となっています。

それに伴い、元々ビリニュスで行なっていたビールの生産を停止し、2006年にカルナピリス醸造所へ移転することになりました。商品自体はカルナピリスとは分類されていますが、同会社、同醸造所で作られているビールとなっています。

設立時の時代背景からか、ロシア系、ポーランド系の人が多く好んでいると言われています。

【ビール名】Tauras1860 Jubiliejinis、Tauras Pilsneris など

まとめ

いかがでしたか?
観光で訪れた地ではできるだけ現地のビールを飲んでみたいと思います。

現在リトアニアでは今回紹介した醸造所のビールだけではなく、様々なビールがバーなどで飲むことができます。まずは代表的なビールを飲んでみてから、次に自分だけのお気に入りのビールを見つけるなんてのも楽しいかと思います。

ぜひ、リトアニアで自分にあったお気に入りのビールを見つけてみましょう!

ヨウヘイ
ヨウヘイ
味比べしようとしてたくさん飲んでも、何も知識がないと酔っ払って忘れちゃうだけだよ!(体験談w)