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リトアニアのオススメ観光スポット「リトアニア大公宮」に行けば繁栄・占領時代の歴史が全部分かる

こんにちは。ヨウヘイ(プロフィール)です。

今回は、リトアニア観光に来たならぜひ行って欲しい場所のご紹介です。ツアーなどリトアニアへ来る方はすでに観光スポットなどが組み込まれていて、それ以外の場所に行くことはなかなか難しいと思いますが、こちらは旧市街地のど真ん中にあって、ちょっとした空き時間に見ることができるとてもオススメの場所です。

ヨウヘイ
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観光ツアーなら必ずと言っていいほど見る場所のすぐ横にあるよ!

目次

リトアニア大公宮とは?

リトアニアの有名観光スポット「大聖堂」

今回ご紹介するのは、リトアニア大公宮(Palace of the Grand Dukes of Lithuania)です。こちらは、ビリニュス旧市街地のビリニュス大聖堂の真横に位置し、2013年に歴史博物館として再建された建物です。

ビリニュス大聖堂といえば、おそらく観光ツアーでは必ずと言っていいほど訪れる場所で、1251年に十字軍の弾圧から逃れるためキリスト教を受け入れてミンダウガス王が最初に建造した主教座教会です。

通常であればこちらの建物を見て、次は周辺の旧市街地へ向かい、その後近くのホテルで宿泊をするといったパターンが多いかと思います。また、リトアニアの旧市街地は徒歩で回れる広さのため、観光後の夕食までの時間は自由時間というパターンも多く聞かれます。

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リトアニア大公宮殿は観光客にとって便利な位置にあることから、ちょっと空いた時間にも見学することができ、利便性という意味でもオススメできる観光スポットです。

リトアニア大公宮は、その名の通り過去にリトアニア大公が住んでいた場所です。日本で言えば皇居のような存在と言えるかもしれません。大聖堂広場からは、14世紀に大公ゲディミナスが作ったとされるお城の一部であるゲディミナス塔が見えると思いますが、この辺一帯が城下町のような場所となっていて、大公宮はその中心に座する場所だったようです。

元々は、リトアニア・ポーランド共和国の勢力が強かった15世紀頃にリトアニア大公とポーランド王のために建設された建物で、ロシア帝国占領時代に取り壊されるまでの約4世紀ほど政治的、行政的、文化的な中心地として繁栄を築いた場所です。

2002年より復元作業が始まり2013年に完成され、現在ではリトアニアの過去の歴史を知ることのできる博物館として多くの観光客が訪れる場所となっています。

大聖堂の真横にある「リトアニア大公宮」

リトアニア大公宮 その1

こちらの中に入るには、チケットが必要になります。入場料金は見学するルートによって異なりますが、全てのルートを回ると7€(約850円)となっています。展示物だけを見たりする場合は300円で入れたり料金体系は細かく分かれていて、各種割引や追加で翻訳サービスもつけることができます。詳細については公式ページをご覧ください。

リトアニア大公宮 公式ページ

建物の中に入ると、まずは想像以上の広さに驚くことだと思います。フロアは3階まであり、当時の大公宮の設備とその説明資料、リトアニアの繁栄から占領時代の歴史について、その時代の遺跡品の紹介など、様々なカテゴリーに分けて見学することができます

ルート通りに回って行くと、最初はリトアニアの繁栄時代が紹介されています。時代推移ごとに城下町周辺の模型が展示されているので、リトアニア語や英語が分からない方でも視覚的に感じることができると思います。

リトアニアの歴史についてはご存知の方も多いと思いますが、14世紀の繁栄時代から近年に至るまでかなり激動の時代を過ごしてきました。この博物館にはリトアニアと近隣諸国の領土についても詳しく説明してあり、短い期間でめまぐるしく変わってきたリトアニアの歴史が見て取れます

リトアニア大公宮 その2

リトアニアの歴史背景の次には、その時代毎に使われてきた宝飾品や家財などの展示を見ることができます。一品一品がとても芸術的で、日本とは全く違った文化であることがよく分かります。

展示物は当時の机やピアノ、絵画や椅子などがあり、どれも細部にまでこだわった作りでいかにもヨーロッパ調な優雅なデザインとなっています。リトアニア観光ツアーではなかなかこういった歴史的な作品を見ることはないと思うので、ぜひ過去のリトアニアを肌で感じていただければと思います。

展示品コーナーが終わると、最後は建築様式の変化について部屋ごとに紹介するエリアとなります。

後期ゴシック様式からルネッサンス様式への移り変わりを、実際の部屋に再現してその違いについて目にすることができます。言葉だけではその違いが分かりにくいと思いますが、比較してみることで違いも感じやすくなると思います。

途中、部屋の中には当時の服装をしたリトアニア人の方もいて、部屋に入ると一瞬その時代にタイムスリップしたような感覚にもなります。

リトアニア大公宮 その3

これら全ての作品を見て回ると、所要時間はやはり1時間以上かかってしまいます。ツアーなどで時間的に余裕がない方は、事前に見てみたいエリアを絞っておき、そこに時間を使えるようにしておくと良いと思います。

個人的には、男性は過去のリトアニアの歴史背景がわかる歴史エリア、女性の方は過去の古代遺跡や建築様式のエリアが人気のように感じます。

まとめ

いかがでしたか?
今回は、観光ツアーではあまり訪れることのないリトアニア大公宮のご紹介でした。まだ再建されてから年も浅く、大聖堂の真横にあるにも関わらずツアーから外れてしまっている大公宮ですが、日本人にとって馴染みの少ないリトアニアの歴史と文化の全て凝縮されたような場所となっています。

先にお伝えした通り、こちらの場所は旧市街地の中心に位置するため、お土産屋さんや飲食店など色々な観光スポットが集まっている場所です。各自、自由行動で好きな場所をブラブラするなんていう時には、ぜひ「リトアニア大公宮」に立ち寄ってみてください。

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ヨウヘイ
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曜日によって閉館時間が違うから時間には要注意だよ!

リトアニア大公宮

  • 住所 Katedros a. 4, Vilnius 01143
  • 連絡先 +370 (8-5) 262 0007
  • 公式HP
  • 開館日 月曜日〜日曜日
  • 時間 月〜水(10時〜18時)木〜土(10時〜20時)