こんにちは。ヨウヘイ(プロフィール)です。
今回は「リトアニアの輪」シリーズ第5回目です。本日お話を聞かせてくれるのはリトアニアに来て現在9ヶ月目のヒナタさんです。
ヒナタさんってどんな人?
このシリーズ初の男性となるヒナタさん。まずは彼がこれまでどんな生活を送ってきたのか、現在どんなことをしているのか聞いてみることにしました。
日本の大学では国際関係の経済や歴史について学んでいて、留学先のビリニュス大学では東アジアの政治、リトアニアの文化遺産や歴史などについて学んでいるところです。

リトアニアに留学した理由
それから学部で提携している英語圏の留学先は半年間のプログラムが多くて、1年間留学できる英語圏の国っていうのが少なかったのもあって、希望先にリトアニアが浮かんできました。
- 在籍する大学の学部が卒業までに半年間の留学が必須となっていた。
- 英語の実力を伸ばすためにも英語圏の国へ1年の留学を希望していた。
- リトアニアの前にはオーストラリア、スロバキア、マレーシア、スウェーデンなどの国にも希望を出していた。
リトアニアに来るまでの準備について
具体的にはビザや保険関係なんですが、僕は1ヶ月前くらいから用意し始めたんです。でも、やっぱり書類とかって発行するのは即日という訳にいかないものもあって、2ヶ月くらい前から少しずつ準備しておいた方が精神的にも安心だと思いました。
実際に留学が決定してからリトアニアに渡るまで半年ほどの時間があったヒナタさんですが、留学直前まで書類などの準備ができてなく結構ギリギリの出発だったそうです。ビザの申請には東京の駐日リトアニア大使館へ直接出向く必要があるそうで、関東圏以外からの方はそういった点にも注意が必要そうです。
また過去に登場された方からもよく聞かれることですが、留学先へ持って来る荷物についてはそれほど多くは必要ないようです。生活の中でどうしても必要なもの以外は、その時に現地で買った方が良いようです。特にリトアニアは物価も安いため現地調達の方が便利です。服などについても海外の洗濯機は日本のものと比べるとパワーが強く、洗濯物が傷みやすい傾向があります。
お気に入りの服などを持って来ても、洗濯しているうちに着れなくなってしまう可能性もあるので留学時には期間中の使い捨て気分で現地調達した方が良さそうです。
留学生が選ぶスーツケースの条件は、「軽量」「大容量」「三辺合計158cm以内」という3点がよく挙げられます。目的別にスーツケースを選ぶのに便利な検索サイトもあるので、出発前に一度確認しておくことをオススメします。
スーツケース・旅行用品のトラベラーストア【旅行日数からスーツケースを探す】リトアニアの場合、日本からの直通便がないので飛行機預け入れの場合は、必ず荷物移動が発生します。短期旅行でロスバケが心配な方は、機内持ち込みできるサイズを用意した方が安心かもしれません。
実際にリトアニアで暮らしてみた感想
他の留学生とのレベルの違いも実感したし、留学すること自体に夢見ていた部分があったのかもしれないとすら考え出しました。言ってしまえば劣等感みたいなものを感じていたと思います。
留学すればなんとかなるという気持ちが強すぎて、実際に留学してみてから現実に直面したという感じですかね。その後、現在までどのように感じてこられましたか?
「もう、できていない自分を受け入れよう」っていうか、何となくそんな感覚が出てきたんです。
そしてたまに上手く自分の気持ちが英語で話せた時には、そんな自分に少し自信が持てたりするようになっていきました。
一人で悩んでいた時期は正直日本に帰りたいって気持ちもあったんですが、自分で選んだ道だから弱音を吐くこともしたくなくて混沌としていたんですが、今思うと自分を誰かと比較することをやめて本当に良かった思います。
留学当初は他の学生との英語レベルの違いを実感し、自分に劣等感を感じてしまったヒナタさんですが、他者との比較をやめたことで次第に自分のあるがままの状態を受け入れることができていったようです。
また、海外に留学するだけでなんとかなるんじゃないかと考えていた点も、実際生活しているだけでは何も変わらなかったと実感したそうです。
実際の生活の中で多くのことを実感しながら、少しずつヒナタさんの留学生活が進み出したようです。そして現在では大学の仲間と遊びに行くことも増え、現地での生活に違和感なく生活できているとのことでした。
- 自分が予想していたよりも英語のできない自分に劣等感を感じるようになっていった。
- 最初の3ヶ月ほどは「何とかしないといけない」という思いと「何ともならない現実」との葛藤で図書館にこもりがちだった。
- ある時、自分を誰かと比較して劣等感を感じることをやめようと思えた。
- 意識が変わってからは、自分は自分だと割り切って考えるようになれた。
今後の目標・夢は?
ちなみに今は、大学卒業後にお笑い関係の仕事(裏方さん)をやってみたいなって考えています。
てか、かなり予想外の回答でした。
まさか留学してから日本に帰ってお笑い関係の仕事についてみたいと言うとは。。
自分でもこっちに来てから気付いたことなんですが、昔から好きだったお笑い関係の仕事をしてみたいって思いがどんどん強くなってきたんです。
他の人からすると、お笑いの仕事って留学経験と全く関係無いようなんですが、自分の好きなことをして自分らしく生きていけば良いという事に気付いたからこそ、将来の仕事も枠にとらわれる事なく挑戦したいと思えるようになったんだと思っています。
留学生の多くの方が留学経験を活かした職に就きたいという中、ヒナタさんは全く別ジャンルの「お笑い関係の仕事」に就きたいとのことでした。ですが、それはヒナタさんが留学していた時間で気付いた「自分自身の気持ちに素直に向き合うことを大切にし、他人と自分を無理に比べない」という概念から導かれた答えのようにも感じました。
続いてヒナタさんは「仕事に限らず、それ以外にも興味のあることはどんどん挑戦して、とにかく自分自身が楽しいと思えることをたくさんやっていきたいです。」と仰ってました。

今後リトアニアへ来る方、留学予定の方へメッセージ
要は、自分が行きたい!と思う場所で、自分らしく頑張ることが大切だと思います。
「ぜひリトアニアに来てください」と言うことはありませんが、海外で生活してみたいという方は実際自分で来てみるとそこで感じられるものがあると思います。
国としてはとても安全な場所だし、女性はキレイな人が多いのも良い所かもしれませんね(笑)
日本でもそうですが、リトアニアにも色んな人がいます。なので、自分に自信を持っていればきっとどこでも楽しい時間が過ごせると感じています。
ヒナタさんがお笑いの世界で活躍するのを楽しみにしています!
- 海外で生活すること、留学すること自体には何も意味はないと思う。
- 本人が本当にやりたいと思うことをやることが一番良いことだと思う。
- 日本とリトアニア、といった違いではなく人と人の違いだからいつも通り自分通りやっていればどこでも楽しい生活ができると思う。
まとめ
いかがだったでしょう?留学といえば、誰もが少し憧れの眼差しでみるものだと思いがちですが、実際留学をしてみると理想と現実とのギャップに戸惑う方もいることが今回のお話で分かった気がします。
そして単に留学するだけでは何も変わらず、そこでどんなことを感じ、どう行動するかで自分自身の考え方も変わってくるのだとヒナタさんのお話で強く感じることができました。
今後留学を検討されている方や海外で生活をしようと考えている方にとって、今回のお話が参考となれば幸いです。