こんにちは。ヨウヘイ(プロフィール)です。
リトアニアに住んでいる人たちで繋ぐ「リトアニアの輪」シリーズの第6弾は、韓国からリトアニアへ留学中のホソンさんにご登場いただきます。
韓国人であるにも関わらず日本語を流暢に話されるホソンさんが、なぜリトアニアへ留学をしていてるのか、さらに将来はどんな夢や目標を持っているのかについてお話を伺いました。
目次
ホソンさんってどんな人?
これまでのリトアニアの輪シリーズでは、日本人の方にお話を伺ってきましたが、今回初めて日本人以外の方からお話を伺うことができました。ホソンさん自身の紹介を兼ねて日本と同じ東アジアからヨーロッパに留学して感じたことなどについてお話を伺っていきます。
そしてリトアニアのビリニュス大学に留学して約4ヶ月が経ったところです。
韓国の大学では機械工学が専攻でしたが、リトアニアには英語を習得することを目的に留学しているため、授業も英語で行われる科目を選択して勉強をしているところです。
韓国からリトアニアへ留学する方って、結構いるんですか?
- 韓国の大学で3年生の時にリトアニアへ留学に来て現在4年生。
- 専攻は機械工学だったが、リトアニア留学は英語を学ぶことを目的としているため英語で授業の受けられる科目(物理や化学)を学んでいる。
- 留学先のビリニュス大学には、同じく韓国から約20人くらいの留学生が来ている。日本の約2倍の数。
なぜリトアニアへ留学?日本語はどこで勉強したの?
ホソンさんがリトアニアへ留学したのは、英語を身につけるためとのことでした。ただ今回のインタビューも日本語を流暢に話すホソンさんに対していくつかの疑問が湧きました。
英語学習をするにあたってなぜリトアニアを選択したのか?そして日本語の習得はどんな経緯があったのか?などという点について聞いてみました。
というか、そもそも日本に行った時にどんな所に興味を持つようになったんですか?やっぱりアニメとか?
私が日本に興味を持ったきっかけは、中学生の頃に初めて日本へ行った修学旅行でした。その時は「日本が」ということよりもそれまで生活していた韓国を出て、海外の雰囲気を感じられた事がすごく新鮮で刺激的だったんですよね。それまでの韓国しか知らなかった自分の世界がすごく広がったというか。その気持ちをきっかけにもっと外の世界を知ってみたいと強く思うようになりました。
では、韓国に帰ってから日本語はどのように勉強したんですか?
実はリトアニアに来てから、自分が日本語が少しできるので次第に日本の友人ができるようになったんです。で、その友人たちと話しているうちにだんだん日本語のレベルも上がってきたように感じています。英語が話せるようにと思って留学したリトアニアで、日本語が上手くなるなんて何か不思議ですよね(笑)
ちょっとしたきっかけで勉強し始めた日本語が、まさかリトアニアでさらに磨きがかかるなんて人生何があるか分からなくて面白いですね!
- 日本に興味を持つきっかけは、中学校の時に行った日本への修学旅行(関西地方)だった。
- 生まれ育った韓国以外の世界を知って、外の世界を知ってみたいと思うようになった。
- 韓国に戻ってから、両親に相談して日本語を勉強した。
- リトアニアへ留学してから、日本人の友人と日本語を使っているうちにどんどん上達していった。
リトアニアでの生活
日本への修学旅行をきっかけに海外の広い世界に興味を持ったホソンさんですが、英語を学ぶために留学したリトアニアでの生活はどんな様子だったのでしょう。ここからはホソンさんがリトアニアに来てから過ごした4ヶ月間でどのような変化があったのかについて聞いてみました。
住んでいる場所は大学の寮なんですが正直そっちの方は、、、という感じですかね(笑)
寮が空いているなら、オランドゥ寮(Olandu)の方が環境が良いと思いますがそちらは学校が近くて希望者が多いのでなかなか入寮は難しかったりしますね。
学校の授業が英語で進められているので自然と英語に触れる機会も多いですし、生活の中に英語が普通にある感覚になってきたと感じています。
韓国に戻った後も、こういった習慣は続けていきたいと思っています。
- リトアニアは物価も安く、治安も良かった。行政的な手続きに不安を持っていたが実際に生活してみて自分は不便さを感じてはいない。
- 寮生活で最初は少し戸惑ったが、2週間ほどで慣れた。ビリニュス大学の寮であればオランドゥ寮(Olandu)が環境が良いと思う。
- 同じ国の友人で固まらないように積極的に他国の友人とコミュニケーションを図った。
- 語学を覚えるためには、語学を使う環境を習慣づけることが重要だと感じるようになった。
留学後の目標、夢は?
ベトナムなどは日本もかなり大きな金額を投資していると聞きますし、自分自身の競争力を高めてそんな環境で挑戦してみたい気持ちも強くなっています。
- 自分自身の競争力を高めていき、日本を含め海外で自分の力を試してみたい。将来的にチャンスのある国でチャレンジしてみたい気持ちが出てきた。
- 残り期間も大学の学業と英語習得のためにできることをやり続けたい。
これからリトアニアへ来る人へのメッセージ
アジア人に対しても興味を持ってくれている部分もあるし、日本人であれば深い付き合いができるんではないかと思いますね。
実際僕もそんな友人たちと出会えたし、今後リトアニアへ来る予定の方にも同じような体験をしてもらえたら嬉しいですね。
今後のご活躍も期待しています。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、中学生の頃の修学旅行をきっかけに海外の世界に興味を抱き自身で外国の言葉を学び、さらに大きな世界で自分の力を試そうとするホソンさんのお話がとても刺激的でした。
また、ホソンさんは途中「目標を持った時に勉強をしたい気持ちが湧いてくる」と仰られていました。かつての自分の体験を糧にして、自ら目標を設定することの大切さを強く感じているように聞こえました。今後海外で生活を始めようとする方や、将来的に留学を考えている方などは、この考え方に共感される方も多いのではないでしょうか。
海外生活はそれだけで良い経験になると思いますが、事前に目標を持つことがより濃密な時間を過ごすために必要なのかもしれませんね。