伝統・文化

【リトアニア観光情報】ナポレオンが惚れたリトアニアの世界遺産「聖アンナ教会」

こんにちは。ヨウヘイ(プロフィール)です。

今回はリトアニアにある教会の中でも観光者にも人気のある「聖アンナ教会(St. Anne’s Church)」についてご紹介したいと思います。

目次

聖アンナ教会(St. Anne’s Church)

こちらの教会は、ゴシック時代の後期に建てられた教会でユネスコの世界遺産にも登録されています。

建築されたのは1500年でそれ以来教会の外観はほとんど変わっていません。何度か火事などで破損した部分もあるようですが、修復され現在に至るまでその姿を残し続けています。

レンガに陽が当たるとなんとも幻想的な雰囲気

ナポレオンの逸話

こちらの教会は、かつてナポレオンがその美しさに惚れて「自分の手のひらにのせてパリに戻りたい」と言ったという話が言い伝えられています。

しかしそういったロマンチックな話とは裏腹に、実際にはナポレオン軍の侵攻の間、聖アンナ教会はフランスの騎士兵に占領されていたと言われています。

ただし、その後ナポレオンが妻に送った手紙の中で「ビリニュスは大変美しい街だ」と言っており、彼自身がこの街の美しさに感動したことは間違いないでしょう。

赤煉瓦で作られた美しい教会

ベルナルディン教会(Bernardine)

聖アンナ教会の横にはベルナンディン教会もあります。こちらの教会は実際には記念碑的な教会として建てられたと言われています。

こちらは16世紀に建造された教会で、ゴシック様式とバロック様式がうまく溶け込んだ建造物で「炎の教会」とも呼ばれています。

北側の壁面は16世紀のフレスコ画で覆われています。ポーランド占領時代や旧ソ連時代には教会とは別用途で使用されていましたが、礼拝堂や側廊は当時のまま残されています。

元々、木製の教会だったこともあり内装も木で作られている部分が多数残っています。聖アンナ教会と比べると内装はこちらの方が見応えがある感じでした。

時代を感じさせるような内装

場所と開館日

聖アンナ教会、ベルナルディン教会はビリニュス旧市街地とウジュピス共和国のちょうど間くらいにあります。

どちらからも徒歩圏内ですが、バス停が目の前にあるので交通アクセスも非常に便利な場所となっています。

そしてどちらの教会も実は中に入れる時間が決まってはいません。当然、お祈りなど行われるときは開館していますが正確な時間などは書かれていないので中を見学して見たい方は直接訪れてみる必要があります。

ただし、どちらの教会も外観を見るだけでも迫力は満点ですので、万一中に入れなかったとしてもぜひ一度足を運んで見てほしい場所だと思います。

まとめ

今回は、カトリック教の国リトアニアの中でも人気の聖アンナ教会についてご紹介しました。

ビリニュス旧市街地からウジュピス共和国へ向かう途中にあるので、移動の最中に寄ることができて少ない観光時間の方でも立ち寄ることのできる場所となっています。

ぜひ歴史あるカトリック教会を見て、リトアニアの過去の歴史を感じていただければと思います。

ヨウヘイ
ヨウヘイ
中に入ってしばらく座っているだけでもとても神聖な気持ちになれるよ!