リトアニア生活

海外コロナ情報:ヨーロッパの小国リトアニアの初感染者発見から現在までまとめ

こんにちは。ヨウヘイ(プロフィール)です。

2020年4月現在、新型コロナウィルスの拡大によって世界各国で大きな影響が発生しているところですが、ヨーロッパ東欧に位置するリトアニアでも、各国と同様にコロナ感染者が数多く発生し、現在もまだ多くの店舗が営業活動を停止している状態です。

そこで今回は、リトアニア国内で新型コロナウィルス感染者数の推移と併せて、政府がどのような方針を発表してきたのか、そしてその結果、現在どのような状況になっているかについてまとめてみました。

新型コロナウィルスのリトアニア国内初感染者

リトアニア国内では日本よりも約1ヶ月遅い、2020年2月28日に初めて新型コロナウィルス感染者が発見されました。

該当の感染者は、当時すでに爆発的にコロナ感染者が報告されていた北イタリアから帰国した39歳の女性リトアニア人でした。

当時のリトアニア国内では、自国で感染者が出ていなこともあってか、街は通常の状態に近く、マスクなどをしている人を見かけることはほとんどない状態でした。

ヨウヘイ
ヨウヘイ
日本人と違って海外の人はマスクをつける文化がないし、騒動前もマスクをしているリトアニア人はほぼ見たことがなかったよ

リトアニア政府の国内コロナ対策

リトアニア国内で最初のコロナ感染者が発表されてから約10日後の3月11日、新たに2人のコロナ感染者が発表されました。

そして翌3月12日、リトアニア政府は国内ではまだ3人しか発生していない段階にも関わらず、3月13日〜3月27日の2週間、学校やレジャー施設、飲食店等の完全閉鎖を発表

そして同時に、イタリア、フランス、ドイツ、スペイン、中国、香港、イラン、韓国、シンガポール、日本からの入国者、帰国者に対して、14日間の隔離を義務化し、1ヶ月間の国外への渡航禁止を勧告しました。

国内初感染者の発見から約10日で政府が以下の方針を発表

  1. イタリア、フランス、ドイツ、スペイン、中国、香港、イラン、韓国、シンガポール、日本からの入国者、帰国者に対して、14日間の隔離を義務とする。
  2. 全ての入国者、帰国者に対して、空港でのデータ登録と検診(健康チェック)を義務とする。
  3. 感染リスクの高い国(イタリア、フランス、ドイツ、スペイン、中国、香港、イラン、韓国、シンガポール、日本)への渡航は中止しなければならない。
  4. 基本的に、4月14日までの間、渡航先に拘わらず、全ての海外旅行を中止・延期することを勧告する。

さらに政府は、入国制限と合わせて他のEU加盟国との国境(シュンゲン国境)管理を再開することも発表

当日の正式発表はなかったものの、施設閉鎖の方針発表から2日後、国内に入国できる人はリトアニア人及び就労許可を持った外国人だけだと発表し、徹底的に人の移動を封鎖するロックダウン方針に舵を切っていきました。

ロックダウン実施、検疫強化策を発表

  1. 空路、陸路、海路等あらゆる方法での外国人の入国が禁止。ただし、リトアニア人の家族、リトアニアに滞在許可を得ている人、商品の搬送などを行う業者、外交官、NATO関係者等は入国可
  2. 食料品店、薬局等を除く店舗営業の禁止
  3. カフェ等は持ち帰りのみで営業
  4. イベントの中止(屋内、屋外を問わない)
  5. 重要でない行政サービスの非提供
  6. 治療に関係しないスパ、リハビリ、美容院等の禁止
  7. 長距離バス、都市間列車の減便と乗客の制限。これらは都市交通に適用することも推奨
  8. ホテル等は検疫に必要な場合には使用されることがある
  9. 教育関係の閉鎖の継続   等15項目を決定・発表
この時点で街には人影がかなり少なくなっていた

検疫強化策・ロックダウンの期間延長

3月14日に飲食店・レジャー施設の閉鎖、同16日の検疫強化策発表をしたリトアニア政府でしたが、当初の期限としていた2週間でも感染者数が増加していることをうけ、3月25日には期間の延長を発表

さらに、これまで以上に厳しい制約をかけ、買い物時等の行動にも細かく予防の方針を発表しました。

3月25日発表された保健省からの注意喚起

  1. マスクの着用
    公共の場では医療用マスクを着用する
    医療用マスクが無い場合には、布製のもので鼻と口を覆う
  2. 公共の場での人数
    家族を除き,公共の場所では2人以下で歩き,安全な距離(2メートル以上の距離)を保つことを求める
  3. 商用スペースにおける入場制限等
    来店者は現金ではなく、カードで支払うことが奨励。
    友人等であれば,2人での入店は可能ですが,家族は、代表者を決めて、一人で買い物しなければならない。また,店の大きさにより,店側が入店を制限する場合がある。
  4. 都市間バスの停止

 

国内初感染者発見から現在までの感染者数推移

こちらがリトアニア政府が発表している国内感染者数の推移、国内感染死亡社数の推移です。

新規国内感染者数(2/28~4/14)

国内感染者数合計(2/28~4/14)

新規国内感染死亡者数(2/28~4/14)

国内感染死亡者数合計(2/28~4/14)

現状まとめ

4月中旬に入った現時点では、リトアニア政府による早期対策等の効果もあってか若干の減少傾向に入っているように感じられます。

リトアニアをはじめ、多くのヨーロッパ人にとって本来この4月という時期は長かった冬がようやく終わりを告げ、街中やレストランのテラス席で太陽を気持ち良さそうに浴びる人の姿で溢れている時期です。

しかし、当然ながら3月中旬に発表されたロックダウンは未だ継続中で、精神的にも経済的にもかなり佳境を迎えている状況と言えるでしょう。

感染力の大変強い新型コロナウィルスと言われており、ウィルスの根絶は大変厳しい状況だと思いますが、世界各国ともに一刻も早い感染の終息が待ち望まれるところです。

ヨウヘイ
ヨウヘイ
今後もリトアニアの国内状況についてまとめていくよ。みなさんも感染予防に注意してね

リトアニア国内感染者数・死亡者数一覧(〜4/14)

日付 新規感染者 合計感染者 新規死亡者 合計死亡者
2月28日 1人 1人    
2月29日   1人    
3月1日        
3月2日        
3月3日        
3月4日        
3月5日        
3月6日        
3月7日        
3月8日        
3月9日        
3月10日        
3月11日 2人 2人    
3月12日   2人    
3月13日 3人 5人    
3月14日 2人 7人    
3月15日 4人 11人    
3月16日 2人 13人    
3月17日 4人 17人    
3月18日 8人 25人    
3月19日 8人 33人    
3月20日 14人 47人    
3月21日 21人 68人 1人 1人
3月22日 36人 104人   1人
3月23日 38人 142人   1人
3月24日 44人 186人   1人
3月25日 68人 254人 1人 2人
3月26日 35人 289人 2人 4人
3月27日 55人 344人   4人
3月28日 37人 381人 1人 5人
3月29日 55人 436人 2人 7人
3月30日 47人 483人   7人
3月31日 49人 532人   7人
4月1日 48人 580人 1人 8人
4月2日 68人 648人   8人
4月3日 47人 695人 1人 9人
4月4日 75人 770人   9人
4月5日 40人 810人 2人 11人
4月6日 32人 842人 3人 14人
4月7日 37人 879人 1人 15人
4月8日 32人 911人   15人
4月9日 43人 954人   15人
4月10日 44人 998人 2人 17人
4月11日 27人 1025人 6人 23人
4月12日 27人 1052人   23人
4月13日 9人 1061人 1人 24人
4月14日 8人 1069人   24人